「池子こどもみまもりプロジェクト予告」〜「誰かの見守り」から「みんなで見守る」へ

こんにちは、池サポ・地域安全サポーターです。

 先日は、池サポ主催の『みんなにとどけ!未来は明るい大作戦』にて素晴らしい花火を見せていただきありがとうございました!!池子の方も、そうでない方も、すごくたくさんの方が楽しんで見ることができたそうです。運営から準備までご尽力くださった全ての方々に本当に感謝でいっぱいです。

 また、年度末web総会は、主催の本部役員の方々、ご参加の皆様お疲れ様でした。

 新しいPTAの形「池サポ」としての1年間の様々な活動を知ることができて、地域安全サポの活動もまとめてお知らせすることができました。ありがとうございました。

 具体的な活動にご参加された方も、そうでない方も、全ての池サポ会員の皆様へ感謝申し上げます。池サポに加入されて集まった会費より、ポスターのコピー代金、壊れた交通旗の補充、防犯ステッカー作りなどの活動へ使わせていただくことができました。

こども見守りステッカー

 地域安全サポーターとしては、まずは登下校時の交通旗振りが主な役割でしたが、子どもたちの登下校の様子を見ていますと、地域の安全も気になりはじめました。特に暗くなる夕方、学童やフレスクから帰る子どもたちが、不安な気持ちにならずに自宅まで帰ることができるのかが気になるようになりました。

 冬に、住民協の田宮様、わんわんパトロールの斎藤様と地域の安全についてお話させていただいた時に、「自分の子どもを自分で見守ることは、共働き世代が多い現在は難しい」という話が出ました。

 幼稚園・保育園通いまでは、園までの送迎や放課後の遊びも含めて、保護者が子どもに付き添うことがほとんどだったと思いますが、小学生に上がると子ども一人での登下校が始まります。最初は心配して、付き添いやお迎えはできますが、子どもの成長とともに、親が常にそばにつくことは難しくなります。

 そうなった時に保護者が期待する「地域の安全」ですが、どうすれば自分の子どもも、他所のお子さんも、すべての子どもに安全な登下校ができるのだろう??「誰か」がどこかで見守りをしてくれれば、安心・安全になるのでしょうか?

 数年前に保護者を震撼させた事件が、千葉県で起こりました。詳しくはこちらでは紹介しませんが、この事件によって、保護者や各PTA団体は、「子どもの見守り活動」の難しさの側面を感じることとなったのではないかと思います。

 2021年に逗子市内で起こり、逗子市教育委員会より通知のあった児童・生徒に対する「不審者・声かけ事案」は9件とのことで、場所は小坪や逗子、沼間などで起こっています。池子地域では発生しておらず、ひとまず安心な気持ちです。このまま池子地域が平穏であることを願うとともに、できる範囲で何か「予防」ができたらと思います。

 子どもが困った時に駆け込めるようにと全国的に広がっている「こども110番・みまもりの家」は、企業や商店、公的施設が複数ある地域では、有用な取り組みだと思われますが、池子地域では、商店や公的施設の少なさや住宅街が多いことから、活用の難しさが住民協さんとの話し合いでも合致しました。

 目指すべきゴールは「地域の安全・子どもの安心安全な通学」だとした場合に、まずは保護者でできることはどんなことがあるでしょうか?

 地域安全サポが、そのための一つの取り組みとして準備をしているのが「池子こどもみまもりプロジェクト」です。具体的には「保護者と地域の人と、みんなでする ながら見守り 」です。

 「誰か」に見守りをお願いするのではなく、池子の「みんな」で見守りをしよう!という認識の下、通勤途中、お散歩中、ランニング中、公園で体操中、などのさまざまなシーンで「○○しながら」子どもや地域を見守ろう!という取り組みです。自分の子どもを毎日見守り続けることは難しくても、知らない子どもを日中のあちらこちらで目にする時に、「見守り意識」を持つことで成り立ちます。

 その際に重要なのは、「見守っている」「防犯意識を持っている」と、傍目にわかるようにすることです。ただ歩いている人なのか、パトロールをしている人なのかがわかるように共通の表示をしておくことで、登下校の子どもたちが「見知らぬ通行人」から「見守りをしている大人」と判別することができます。

 そのためのツールとして、池小保護者用の「見守りステッカー」を作成しました。これを池小保護者に配布して、池小保護者に池子地区を出歩く際に携帯してもらうことで、「集団での見守りを行っている」ということを対外的にアピールし、「防犯意識の高い町」であることを外部の人に感じてもらえるようにしたいと考えています。

こども見守りステッカー (例)自転車

 地域には「見守りポスター」を各エリアで順次掲示をお願いさせていただき、「ながら見守り」へのご協力をお願いしたいと思っています。ステッカー配布は池小保護者に限定することで、より安全な活用を担保したいと考えています。

 長くなりましたが、元々旧池小PTA校外委員会が作り自転車にとりつけるなどで使用されていた「池小防犯パトロール」プラカードの刷新版と考えていただければと思います。特定の保護者ではなく、なるべく多く、願わくは池小の全家庭の保護者に使用していただくことで、大きな活動に発展してくことを期待しています。

 「見守りマークをつけて歩く」ただこれだけでも、登下校中の子どもたちに安心感を持ってもらうことができれば、多くの人にとってありがたい活動となります。 

 新年度6月以降に配布できるよう準備しております。その際は、どうぞご協力をいただけますようお願いいたします。

※「池子こどもみまもりプロジェクト」は、日中の地域の防犯を目的としており、登下校時の交通旗振りは、今後も任意の旗振りサポーターにより継続していきたいと思います。こちらも気がむいた時に気軽に行うことができるものとして、ご協力いただける方を新年度募集いたします。

2022.3.26
地域安全サポーター 谷崎