「通学路見回り&クリーンアップ報告」

 こんにちは、地域安全サポーターです。

 少し前になりますが、年度末の3月に、地域安全サポーターで通学路の見回り、横断旗の状態確認・補充、クリーンアップを行いましたので、その様子をお伝えします。

 今回の発端は、破損した横断旗を池サポ役員さんが見つけて、自宅に持ち帰って修繕してくださったことから(その節は本当にありがとうございました)このことを共有した地域安全サポ内で、「横断旗を点検して必要であれば新しく購入しよう」「ついでに通学路の見回りと、地域へのお礼を込めてゴミ拾いしよう」と話が進み、全てひっくるめて行うこととなりました。

 当日は、午前10時に池子十字路に集合し、ゴミの種類ごとに担当を分けて(最後のゴミの仕分けの手間が省けます)ゴミ拾い・見回りスタートです。

 まずは、県道金沢・逗子線の神武寺駅に向かって、右側のガードレール内の狭い歩道を歩いて行きます。池子精機前の、信号機のない横断歩道に旗振りボックスがあり、旗のチェックを行いました。

 こちらの横断歩道は、地域安全サポも、住民協さんのボランティアによっても、登下校時の旗振りは行っておりません。

 またこの横断歩道では、以前に児童とバイクとの衝突事故が起こっており、旧校外委員会の時の情報共有としては、池子十字路か、神武寺駅前の信号機のある横断歩道を通学路に使うことが推奨されているそうです。通学路に関しては、学校からの特定の指定は設けておらず、旧校外委員会が作成してくれた、「池小あぶないゾーンマップ」を入学前に保護者へ配布し、各家庭で確認していただいた通学路を守るように、児童には指導がなされています。

 地域にお住まいの方々の利便を図る横断歩道として使用されているかとは思いますが、交通量が多い道路であるため、児童の横断には十分な注意が必要といえそうです。

(池子精機前の、信号機のない横断歩道。交通量が多いので、横断には十 分にご注意ください。少し進んだ先にある、池子十字路の信号機は歩車分離式なので、右・左折車との接触リスクもなく児童には安全です)

 そのまま池子会館を過ぎて、お地蔵さんのある小道に入り(池子 51 号)、アザリエ団地に続く坂道へ進みます。

神明社の下側にあたる崖の様子です。

 こちらは、風化が進んで剥がれ落ちた岩の塊が見られます。池子地域はこのような岩肌が多く見られるので、崖から離れて歩く・早く通り過ぎるなど日頃から注意する必要があります。

 坂道の途中は、あんなところに!という崖の高いところにあった大人でも届かないゴミを、 新1年生になる A 君が身軽な身体で取ってくれました。

 他にも、低い目線で「こんなところにつくしが生えているよ!!」という楽しい発見をしてくれたり、先頭に立ってゴミを見つけてくれたりと、大活躍してくれました。お手伝いしてくれて、A 君本当にありがとう!!

 そのままアザリエの住宅地を進み、郵便局前の横断旗をチェックし、神武寺トンネル前の横断旗をチェックし、池小に続く坂道を進みます。

 横断旗は、持ち手がプラスチック製 or 木製、旗部分は布製 or ポリエステル製など、種類がいくつかあります。「持ち手が木製で、旗部分はポリエステル製が良い」という購入基準は、旧PTA校外委員会の経験を持つメンバーに教えてもらいました。

 持ち手がプラスチックだと、劣化でパキパキと割れて周辺に散らばってゴミとなってしまうそうです。また布製は雨で濡れた時に乾きにくく、使用する時に濡れた状態のままになってしまうそうです。こういったちょっとしたノウハウも、経験者から教えてもらえるとありがたいです。

 そして、崖工事が終わったばかりの坂道では、住宅の擁壁の水抜き穴の中にアルミ缶がどの穴にもびっしり入っており、参加メンバー全員で驚きました。

 取り除ける部分はトングで格闘して頑張りましたが、穴のサイズにぴったりはまったアルミ缶は、取り除くのが非常に困難でした。

取り除けた空き缶はほぼ全て同じ銘柄のアルコール飲料缶!!

 擁壁の水抜き穴なのでここにゴミを捨てる(アルミ缶などを穴に詰める)と住宅にお住まいの方が困りますね。 池子地域は山に近い地域ですが、これらのゴミは雨や風により、川へと落ちて、最終的には田越川を通って海へと流れ着きます。 田越川はサギやカワウ、カモなどの水鳥も多く、鳥や魚が誤ってゴミを食べて死んでしまうことがないように、人間の出した陸地のゴミは陸地でしっかりと取り除きたいですね。

ゴールの池子小学校で、集まったゴミの写真を撮って解散となりました。

可燃ゴミ2袋、アルミ缶2袋、ペットボトル 、不燃ゴミ各1袋

 1時間と少しの短い時間でしたが、メンバーとおしゃべりしながら、たくさんのゴミを拾うことができました。子どもたちが通う通学路を保護者同士で協力して少しでもきれいにできて良かったです。

 またワンちゃんを飼っているメンバーからも、道端に割れたガラスなど危険なものが落ちていると、犬がケガをしてしまうので拾ってもらえると助かる、とのこと。

 通学路をきれいにして、児童や地域の方々や、池子で大活躍のパトロールワンちゃんたちのお役に立てるのは嬉しいですね。

 今後も定期的にこのような機会を作りたいと考えています。普段は仕事でなかなか池サポの活動に参加ができないけど、休日に子どもと一緒にゴミ拾いならできるよ〜!そんな方は次回ぜひご参加ください!!みんなでゴミ拾い、楽しいです!

2022.4.24 地域安全サポーター  谷崎