鯉が進級しました

開校当初より、池子小学校の池にいた鯉たち。私も池小出身で、そこにいるのが当たり前で、池小の子どもたちもきっとずっと池小にいて欲しいと思うのではないでしょうか。しかし、池の設備の老朽化のため、飼い続ける事が難しくなり、やむなく受け入れ先を探すことになりました。

鯉を飼っている方はそんなに多く無いと思いますが、金魚などでも後から別の個体を入れたりすると、既存の個体が病気になって死んでしまったりするので、先生方も方々あたってくださいましたが、ことごとくお断りされている状況でした。また、一昔前なら、田越川に放流…なんてこともやっていたかもしれませんが、いまはそういった行為は許されません。

そんな中、受け入れを快諾してくださったのが逗子開成中学高等学校の斉田先生でした。
『今そちらにいる鯉が病気になってしまうかもしれません』
『移動させてもすぐに死んでしまうかもしれません』
いろいろデメリットを確認させていただいた上でも、『良いですよ!』と。

しかも、網持って取りに行きますとまでご提案下さり、お電話の翌日、早速回収に来てくださいました。

逗子開成の軽トラック
事務の千田先生と、逗子開成の斉田先生と吉田先生

しかも1回では取り切れず、合計3回も回収にきて下さり、ほぼすべての鯉を逗子開成へ連れて行ってくれました。実は池の中で赤ちゃん鯉が産まれていて、小さな鯉数匹はそのまま池小で飼うとのこと。池小のみんな、赤ちゃん鯉のお世話を宜しくお願いします(^^)

先日、逗子開成へお邪魔し、斉田先生に池を見せていただきました。大きな奇麗な池の中をスイスイ気持ちよさそうに泳いでいる池小出身の鯉たちをみて、本当に良かったなと思いました。

網が張ってあるのは、鳥が鯉や金魚を食べに来てしまうからとの事。

生き物を飼うことは、その命が全うされるまで責任を持つことだなと改めて思いました。
人間の都合で、簡単に殺したり捨てたりしないで欲しいと思います。新たになにかを飼うときは、本当に最後まで面倒を見られるのかをしっかり考えてから飼うようにしましょう。