こんにちは、図書ボランティアです。
今年は、学校のご理解・ご協力を得て、学年ごとの読み聞かせ活動を開始しました。
1年生は6月より、2年生は9月より開始しており、その他の学年は10月より開始する予定です。
「よく読み聞かせって聞くけど、何のためにするの?」
「自分で字が読めるようになったら読み聞かせは必要ないのでは?」
と思われる方はいらっしゃいませんか?
『保育と絵本』瀧 薫 著 エイデル研究所
「今、子どもたちのこころの育ちが危ういと言われています。〜中略〜 子どもたちをとりまく環境への不安がますます懸念される中、こころを健やかに育てることの大切さがいっそう痛感されます」
「適切な睡眠や食事が子どもたちの健やかな身体を育むように、発達にあったよい絵本は健やかなこころを育みます」p3
とあるように、子どもたちが成長していく中で育まれてほしいもの、
例えば、「自己肯定感」や「生きるための知恵」「豊かな感情」「社会性」など、絵本を楽しむ中で養っていってもらいたいと思います⭐️
また、「字を読むことと、文章としてその内容を理解することには大きな隔たりがあり、慣れない字面を追っていては、物語の内容をイメージして楽しむことは難しい、と上記の本には記載があります。(p204)
子どもたちは、字が読めるようになっても、物語を楽しむためには、まだまだ大人に読み聞かせてもらうことが必要とのことです。
しかし、そのような、難しいあれこれを考える必要はなく、本は世代を超えて心の交流ができる素敵なツールでもあります!
あっという間に過ぎ去ってしまうと言われる、子どもの小学生時代、
ぜひお子さんのクラスで、絵本を介しての楽しい時間を子どもたちと過ごしていただければと思っています🎵

9月 1年生の読み聞かせ 2冊。
「ライオンのくにネズミ」 さかとく み雪 作/ 中央公論新社
「まっくらあそびしようよ!」はた こうしろう 作/ ほるぷ出版


10月 1年生の読み聞かせ 2冊。
「おしっこちょっぴりもれたろう」ヨシタケシンスケ 作 / PHP研究所
「いろいろいろんなかぞくのほん」メアリ・ホフマン ぶん ロス・アスクィス え すぎもとえみ やく
/少年写真新聞社
(保護者コメント)
・笑えつつも、外からはみえないけれど、いろんな困り感を抱えてる人がいるかもだよね、という視点に気付ける話なので選びました。
・子どもたちはゲラゲラ笑いながら聴いてくれました⭐️

9月 2年生の読み聞かせ。1冊
「もぐらはすごい」 アヤ井アキコ作/ アリス館
(保護者コメント)
・読み聞かせスタート日なので、先ずはラフに読めて子どもたちの興味をそそるようなモグラの生態と生活を絵本にしたものを1冊。おはなしを聞くのが苦手な子もいるかもしれないと思い、飽きずに聞けそうなもので、私自身が好きな自然科学系で選びました。
・子どもたちも先生も興味津々で聞いてくれ、最後に、「もぐらは〜、、?」と言うと、「すごーい!!」
とみんな声を合わせてタイトル名を返してくれて、素直で可愛い2年生たちでした。


9月 ひろがり級 2冊。
「へんしんトンネル」あきやまただし 作絵
「うみのおまつり」宮下昌樹 作 長島 克夫 絵 /教育画劇
(保護者コメント)
・2時間目に読み聞かせをしたので、全員が参加するのではなく、その時間にひろがりにいる、1~5年生の10人ほどを対象に読みました。
いろんな保護者が、いろんな絵本を紹介することが、これがまたとても素敵で楽しいことなのではないかな〜と思っています。
ぜひ沢山の方にご参加いただけたら嬉しいです。
秋からの読み聞かせ活動、ぜひ楽しく行なっていきましょう!
2025年10月11日 図書ボランティア 谷﨑
