避難所運営訓練 / 防災訓練 参加レポート

 午前10時に、一般受付開始とのことで、「逗子市防災訓練/ 池子区避難所運営訓練」に参加して参りました。子連れ参加にて、すべてを見てくることはできませんでしたが、体験できた内容をご紹介します。

 私の参加したタイミングでは、まず逗子市役所防災課さんより、マンホールトイレ設置のデモンストレーションが行われました。

(1) トイレの壁を組み立てます。

(2) マンホールを開けます。重いので足に蓋を落とさないようご注意を。

(3) 穴の中はこのようになっています。

(4) 座面を組み立てます。

(5) 排泄が飛び散らないようカバーをつけます。

(6) カバーが穴に落ちないようにボタンをしっかりと。

(7) 便座を下げて。トイレ完成!

(8) トイレットペーパーはこちらに。

(9) 壁は風で飛びやすいので、ロープで固定します。この場所は砂で埋まっていたら掘り出して下さい。

 次は、逗子消防署さんと消防団さんから、消化訓練を見せてもらいました。

消火栓につなぐツール4種。
実際に火を起こして、家庭用消化器で消化訓練。約11秒ほどで中身が全てなくなるそうです。実際の初期消化では、1本では足りないと思われるので、「消化器を持って来てください!!」と呼びかけて、たくさん消化器を集めてください。

〜火災に遭遇した時の初期消化 住民対応〜

(1)火災を発見した場合は、すぐに大きな声で周囲の人に知らせます。「火事です!火事です!助けてください!!」

(2)なるべく多い人数で、119番通報・初期消火・避難誘導を協力して行います。

(3)消火器を火災が発生している場所まで運び、3〜6m離れて、安全な位置から消化器を放射します。

※初期消火に失敗した場合に備えて、必ず避難路を確保してから初期消火に当たってください。

体育館の中では、

パーテーション組み立て・・・・こちらは、「避難所運営委員会」さんの班分担によって午前9時より組み立ててくださいました。防災課さんによると、セットは30kgほどあり倉庫から運ぶのは重く、パイプやジョイント部分の接合やカーテンのひっかけは慣れないと難しいとのこと。平時に練習しておくことは大事ですね。

AED訓練・・・こちらは、救命救急訓練として参加者は体験することができました。30回の胸骨圧迫をしたのち、AEDの指示に従って、電気ショックを与えます。救急隊がくるまでこのセットで心肺蘇生を繰り返すそうです。

※コロナ禍では、感染予防のために他人に対しての人工呼吸は行わないやり方に変わってきているそうですが、海やプールなどで自分の子どもが溺れた時には、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回にすると良いとのこと。特に胸骨圧迫をすると飲んだ水が口から出てくるとのことでした。

防災釣り堀り・・・・いろいろなカードが置かれていて、お題カードを抜いて、そのお題に沿った物を探して吊り上げます。「トイレが流せない、どうする」というカードや、「地震でガラスが破れて危険、どうする」というカードもありました。子どもたちはその場面に何が必要かを考えて、ぴったりのカードを釣り上げました。

その他、発電機、投光器が使えるかどうか試す訓練湯沸かし訓練避難者の把握をするための名簿受付訓練などを、避難所運営委員会の各班の方々で行ってくださっていました。

 今日の訓練に参加をすることで、実際に「避難所」がどんな様子になるのかのイメージがつきやすくなりました。また災害に備えて改めて何を準備したら良いのか、どのように行動を取るべきなのか考えるきっかけにもなりました。

 逗子市防災課さん、避難所運営委員会さん、貴重な機会に参加させていただきましてありがとうございました。

【参考サイト】

日本赤十字社 もしものときは!? コロナ禍における一次救命処置

https://www.jrc.or.jp/about/publication/news/200819_006353.html

横浜市 「消化器の使用方法」

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/shobo/seikatsu/shoki/shoukaki/shoukaki.html

2022年10月27日 地域安全サポーター 谷﨑