『飲食店がおこなうSDGsな取り組みについて』の講演会を行いました。
今回、葉山・真名瀬にあるヴィーガンカフェ『eat YOGA STUDIO』さんにご協力いただき、飲食店で行なっているSDGsの取り組みについてお話ししていただきました。
eat YOGAさんでは、スロージュースという野菜や果物の搾り汁だけで作ったジュースを販売しています。
今まで、ジュースを作る際に出たパルプ(搾りカス)をゴミとして捨てていましたが、まだ食べられるパルプをゴミにせず、何か活かせないかを考え、料理やスイーツに使用したり、自社の畑にコンポストを作り腐葉土作りを始めたそうです。
実際に、にんじんのスロージュースを作るところを見せてもらい、1本のにんじんからとれるジュースの量とパルプの量を見ました。
パルプを触った子は『おからみたい』や『水がなくなってパサパサしてる』と感想を教えてくれました。
そして、自分だったらパルプをどんなことに活用するかを考え
・餃子やチャーハンにいれる。
・動物園に持ってってエサにする。
・コンポストに入れて腐葉土にする。
などなど
食べ物に利用したいという声が多かったです!
飲食店として、SDGs目標12『つかう責任、つくる責任』をもとに取り組みをおこなうなかで
・食べるだけじゃなく、食べる前や食べた後にどんなことがあるかを知る。
・食べることは必要なことだけど、食べたい物を食べたいだけ買うのか。嫌いなものは一人くらい残しても大丈夫なのか。そんなことを考えて食べてほしいけど、だからといってお腹いっぱいなのに無理して食べることはしないで、向き合いながら楽しんで食べてほしい。
・変わらない自然があるということは、そこを守ってきた人たちがいる。自分たちが住む地域をこの先どうしていきたいか、考えてみてほしい。
という、メッセージが子どもたちにありました。
また、今回林間学校へ向けて特別に、捨てられちゃう野菜を使ってバンダナ草木染めも行いました!
eat YOGAさんからいただいたアボカドの皮、ビーツのパルプ、ご家庭から持ってきてもらった玉ねぎの皮で作った染液を使い、バンダナを染めました。
子どもたちは、輪ゴムやペットボトルの蓋で思い思いに柄を作った後、染液を入れました。
染液も、1種類だけでなく、何種類か混ぜ、自分だけの色を作ってバンダナを染めました!
色の定着として、みょうばん液に漬けると、色鮮やかになり、びっくり!
子どもたちも『野菜スープの匂いがする』や『みょうばん液はちょっと臭い』など言いながらも、楽しんでいました。

昼休みに、バンダナを濯いで、廊下に張ったロープに干しました。
それぞれの色に染まったバンダナが、そよそよ揺れていてとてもかわいかったです!
林間学校でみんながつけてる姿を見るのが楽しみですね!
池サポ学年費は、草木染めの材料費として全額使用させていただきました。
玉ねぎの皮など、材料のご準備、ご協力ありがとうございました!
池小キッズサポーター本部
5年生担当 藤井美菜