前回の記事に続いて、わんわんパトロールさんについて詳しくご紹介させていただきます。
改めまして、【わんわんパトロール】は愛犬のお散歩をしながら、地域の防犯パトロールを行うボランティア活動で、現在多くの自治体や地域で広まっている、全国的な取組みです。
愛犬のお散歩と地域の防犯とを結びつけるという画期的な取組みですが、池子地区で創設されたのは、2019年の10月1日(ワンの日!!)で、池小卒業生保護者でもある、代表の齋藤由佳さんが最初は愛犬のワンちゃん一頭から始められたそうです。
2年経過した現在の【わんわんパトロール】登録犬数は52頭で、この52頭のワンちゃんと飼い主さんが毎日池子地域の防犯に目を光らせながらぐるぐるとお散歩しています。
驚くのは、このわんわんパトロールさんたちの地域見守り意識の高さです!
電柱の切れた電球や、台風などの嵐の翌朝は児童の登校前に通学路をお散歩して、倒木などの危険物を、公有地で草が繁りすぎている箇所も、「これは」と気が付いた情報は、わんわんパトロールさんの中で共有され、必要と判断されたものは逗子市役所の都市整備課へ連絡を入れて、市役所から素早く対応いただけている案件が数多くあるとのことです。このように地域のいろいろなところを注意して見て周ってくださっているとは知りませんでした。こういった活動やお気持ちはとてもありがたいですね!!
代表の斎藤由佳さんによると、
『【わんわんパトロール】は、メンバーの中で係や役割などは設けず、個々に負担をかけることなく、気負わず、気楽に、犬の飼い主としてのマナーはしっかり守りながら、楽しんでやっているボランティア活動です』とのことです。
地域安全に一役買ってくださるこちらの活動は、元々は犬同士のコミュニケーションを図ることや、地域の中での犬への温かい関心が生まれることを願っておられたそうです。
そして地域の見守りをする中で、池小の児童たちについても気にかけてくださっています。
『【わんわんパトロール】のメンバーは、外から見てすぐ【わんわんパトロール】とわかるように、「骨型の緑色のチャーム」や「わんわんパトロールバッグ」を携帯しています。もし子どもたちが登下校の時に、わんわんパトロールの飼い主とワンちゃんを見つけた時は、「近くで大人が防犯の目を光らせて歩いている」と少しでも安心してもらえたらいいな』
という思いを持っているそうです。
また子どもの頃から犬を身近に感じる経験を持ち、犬のことを知り、可愛がることや、慣れていくことで、生き物や命の大切さを知るきっかけになるといいなと願われているともお話してくださいました。
今日も池子地域では、52頭のワンちゃんがぐるぐるとお散歩しながら、地域を見守ってくれています。今日池子で出会うパトロールワンちゃんはどんなワンちゃんでしょうか。
パトロールワンちゃん、いつも地域のためにありがとう!!
地域安全サポーター 谷崎